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男女共同参画社会とは、男女が互いに人権を尊重し、「女性」や「男性」というイメージにあてはめることなく、一人ひとりがもっている個性や能力を十分に発揮できる豊かな社会のことです。
2024年6月に公表された男女格差の現状を各国の統計をもとに評価した「グローバル・ジェンダーギャップ・レポート」では、日本は146ケ国中118位(G7最下位)となり、政策・意思決定過程への女性の参画率の低さ、男女間の賃金格差、育児・家事へ参画する男性割合の低さなど多くの問題があり、日本の男女共同参画社会実現は未だ道半ばにあると言えます。
1999年に施行された「男女共同参画社会基本法」では、男女共同参画社会を「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」(男女共同参画社会基本法第2条)と定義しています。
「男女共同参画社会基本法」では、以下の5つの基本理念を掲げています。
これらの実現を通じて、仕事、家庭、地域生活など、多様な活動を自らの希望に沿った形で展開でき、男女がともに夢や希望を実現できる豊かな人生を送ることができる男女共同参画社会の促進を図っていくとされています。
図 出典:内閣府男女共同参画局ホームページ